今話題のマギーズ東京!看護師の給料っていくら位なのか気になる!
今話題のマギーズ東京ってどんなところ?
マギーズ東京とは、イギリスのマギーズセンター(https://www.maggiescentres.org/)をモデルにした「がん相談支援施設」です。
がんの患者さんや家族が気軽に立ち寄って、闘病中の悩みや不安を看護師や臨床心理士に無料で相談できる施設なんだそうです。
がんの闘病中は患者さんも家族も、様々な不安や悩みを抱えていて、でも誰にも本音で相談できなくて、モヤモヤとしている人が多いと思うんです。
病院の医師や看護師にはなかなか言い出せないこともありますよね。
そういう時に予約なしでふらっと立ち寄れて、看護師や臨床心理士と話ができて、サポートを受けられて、ただゆっくりお茶を飲むのも良いという場所があると、とても安心できますよね。
「なんで、東京の豊洲?」と思ったのですが、豊洲は5つのがん拠点病院から数キロ圏内に合って、アクセスも良好だからなんだそうです。
わざわざマギーズ東京に行くために出かけるのではなくて、病院の帰りにふらっと立ち寄れる環境というわけですね。
イギリスにはマギーズセンターはたくさんある!
イギリスが発祥のマギーズセンターですが、イギリスでは1996年に最初のマギーズセンターが誕生しています。
イギリスでは19ヶ所もオープンしていて、さらにオンラインセンターが1ヶ所、建設中のマギーセンターが8ヶ所もあるとのことです。(参考:https://www.maggiescentres.org/our-centres/)
イギリスでは毎年30万人以上ががんと診断されているそうですが、日本のがん罹患数は86.5万人です。(参考:https://www.maggiescentres.org/about-maggies/why-maggies-works/、http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20160629.html )
イギリスはがん患者数30万人に対して19ヶ所のマギーズセンターがあります。
日本ではがん患者数が約3倍なのですから、イギリス水準で考えると、60ヶ所近いマギーズセンターが必要になるということになります。
日本はようやくその一歩を踏み出しただけになりますが、今後マギーズセンターががん患者さんの憩いの場になり、自分の力を取り戻せる場として、日本でもドンドン広がっていくと良いですね。
ここで働く看護師って大変そう・・・
マギーズ東京には常駐の看護師さんがいるそうですが、マギーズ東京で働くのって大変そうだと思いませんか?
絶対に大変!だって、患者さんや家族の情報ゼロの状態で、相談を受けなければいけないんですから。
病棟や外来で働いていたら、どんながんで、どのステージで、治療方針はどうなっていて、医師からの説明はこんな感じでって分るんですけど、マギーズ東京ではそれがないですよね。
話しながらいろいろ情報を集めていかなくてはいけないし、がんについて幅広い知識を持っていなければいけない。
今は、インターネットにがん治療に関するたくさんの情報があふれていますから、患者さんもがん治療の最新情報を持っていると思うんです。
たとえば、「この抗がん剤を試してみたいんですけど、どう思いますか?」とか「この治療法は試してみる価値があるでしょうか?」とか言われたりするんですよ?
あとは、科学的に何の実証もない民間療法を熱く語られたりすることもあると思うんです。
民間療法を否定するわけじゃないですけど、一応西洋医学をやっている看護師にそれを言われても困ってしまうというか。。。
さらに、がんの患者さんや家族が使える社会資源なども詳しくないとダメですよね。
そう思うと、やっぱり、このマギーズ東京の看護師さんはがん医療について幅広く、しかも深い知識を持っていて、がん看護のプロフェッショナルでないとダメですよね。
例えば、がん専門看護師のような。。。
そして、気になる看護師の給料は
看護師や臨床心理士に相談できるマギーズ東京。
そして、私はこのマギーズ東京で働く看護師は、がん看護のプロだと予測しているのですが、気になるのはこのマギーズ東京で働く看護師の給料。
皆さん気になりませんか?私は、めちゃくちゃ興味があります。
このマギーズ東京って全額寄付金で運営しているんですよね。ということは、あまり高額な給料は出せないと思うんです。
マギーズ東京は平日10時から16時まで、実働6時間で土日休み、残業なし、夜勤なし、高いスキルは必要。
さて、いくらかなぁ。。。勤務条件的には好条件ですけど、高いスキルは必要だし。
やっぱり全額寄付金っていうところが難しいですよね。高い給料を出してしまったら、寄付してくれた人からクレームがきそうだけど、スキルのある看護師は必要。
あぁ、マギーズ東京で働こうと思うような志の高い看護師さんは、お給料なんて関係ないっていう人かも。
私みたいに「給料は?一体いくらなの?」なんて思うような人ではないのかも。
寄付金だけで運営していけるのかちょっと疑問だったんですが、本家のイギリスのマギーズセンターも寄付金だけで運営しているそうです!
2014年の寄付金は1,551万3,000ポンドとのこと。1ポンドは125〜130円程度ですので、1ポンド125円で計算すると、1,551万3,000ポンド=19億3,912万5,000円です!すごい!寄付金だけでこんなに集まるんですね。
公益信託や企業、法人=29%(454万1,000ポンド)
地域での募金活動=15%(237万1,000ポンド)
個人からの寄付金=29%(452万9,000ポンド)
遺産=7%(100万7,000ポンド)
銀行利息=1%未満(6万8,000ポンド)
募金イベント=16%(244万7,000ポンド)
郵便番号くじ=4%(55万ポンド)
出典:https://www.maggiescentres.org/about-maggies/faqs/
日本はどうなんでしょうか?
ニュースによると、これまでに3,000人から7,000万円の寄付金が集まったそうですが、やっぱり本家イギリスと比べると寄付金の額はまだまだ少ないです。
でも、これだけニュースになると、寄付金はどんどん増えていきそうです。
寄付金を継続的に集めるのは難しい気がしますが、イギリスでは寄付金でたくさんのマギーズセンターが運営されているんですから、日本でもできないことはないですよね。
それにしても、下世話な話ですが、やっぱり給料が気になります。皆さんだったら、いくらでやりますか?私なら、月給30万円は欲しいところですが。。。